マナメールvol.77-「頑張る」より先に、大切にしたいこと-2026.5月

毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
子どもたちもすっかり半そでで、元気いっぱいです!
月末は運動会の小学校も多いようです。よさこい、ダンス、リレーなど、紅組も白組も元気いっぱい楽しんでくださいね!
教室裏の駐車場ご利用についてのお願い
いつもお子様の送り迎え、ありがとうございます。
教室裏の駐車場について、改めてご案内させていただきます。
こちらの駐車場は当教室の共同駐車場ではなく、
営業中は短時間の停車であっても、
現在、
営業中はご迷惑となるため、
皆さまのご理解とご協力に感謝いたします。
☆★☆【5、6月のお休み】☆★☆
2026年5月
5/30(金)
2026年6月
なし
【今月のもくじ】
1.ようこ先生の「子供の未来に向けて役立つ」コラム
2.あつし先生の「子育てに役立つ」心理学
3.教室からのお知らせ・配信停止
1.ようこ先生コラム
「頑張る」より先に、大切にしたいこと

ゴールデンウィーク明けは、毎年
「学校に行きたくない」
「朝になるとお腹が痛い」
といった声が増えやすい時期です。
新学期が始まって約1か月。
子どもたちは新しいクラス、新しい先生、新しい人間関係の中で、想像以上にエネルギーを使っています。
大人から見ると元気そうに見えても
連休でふっと緊張がゆるんだタイミングで
心や体の疲れが表面に出てくることがあります。
そんな時、保護者としてつい言いたくなるのが
「あと少し頑張ってみよう」
「みんな行ってるよ」
「休むクセがつかない?」
という言葉かもしれません。
もちろん、心配だからこそ出てくる言葉です。
でも、子ども本人も「行かなきゃいけない」ことは、実はよく分かっています。
その上で動けない時は、“怠け”ではなく、心や体が限界に近づいているサインの場合があります。
原因探しよりも、まずは「安心」を届ける

まず大切なのは、原因探しよりも「安心」を先に届けること。
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「つらかったね」
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「ちゃんと話してくれてありがとう」
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「今どんな感じ?」
そんなふうに、“気持ちを受け止めてもらえた”という感覚が、子どもの回復の土台になります。
また、「学校に行く・行かない」という結果だけに焦点を当てすぎないことも大切です。
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朝起きられた
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着替えようとした
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玄関まで行けた
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少し笑顔が出た
そんな小さな一歩を見つけてあげることで、
子どもは「できていない自分」ではなく、「少しずつ進めている自分」を感じやすくなります。
保護者の方へ:ひとりで抱え込みすぎないでくださいね

そして、保護者の方自身も、ひとりで抱え込みすぎないでください。
子どもの不調を前にすると、「自分の関わり方が悪かったのでは」と苦しくなることがあります。
でも、子どもの成長過程には波があります。
今は“立ち止まる時期”に見えても、
その経験が後から大きな力になることも少なくありません。
大切なのは、「すぐ元に戻すこと」ではなく、
“安心できる関係を切らさないこと”。
子どもは、安心できる場所があると、
少しずつ自分の力で前を向いていけます。
もし今、お子さんの様子に不安がある方は、
「頑張らせる」より先に、「安心させる」を意識してみてくださいね。
出典:子育てのラジオ「Teacher Teacher」4/28放送分
マナカル内にある一般社団法人コトノトマリギでは、
・子どもさんへの接し方に対するご相談
・行き渋りや不登校のお子さんの高校進学についての情報等
をお話しさせてもらう無料カウンセリングを行っております。
ご友人や身近な方に、もし必要な方がいらっしゃいましたらお伝えいただけたら幸いです。
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2.あつし先生の「子育てに役立つ」心理学

【子どもの「やりたくない」】ワガママと成長の境界線はどこ?
「習い事に行きたくない」
「今日はもうやりたくない」
子どもから突然そう言われると、本当に困ってしまいますよね。
言いなりになったら「逃げ癖」になるのでは……。
そう不安になるのは、それだけお子さんを真剣に考えている証拠です。
親として当然の危機感だと思います。
ここで知っておきたい、大切な境界線があります。
それは、「つらい気持ち」には100%共感してもいいけれど「何もしないという要求」まで丸呑みする必要はない、ということです。
心に寄り添うことは、甘やかしではありません。
しかし、「じゃあ、何もしなくていいよ」と全てを諦めさせたり、
親が先回りして代わりにやってあげたりすると、
子どもの「自分で乗り越えるチャンス」を奪い、無力感を育ててしまいます。
将来の自立に必須な「自己効力感」とは?

ここで鍵になるのが、心理学で言われる「自己効力感(じここうりょくかん)」です。
簡単に言うと、
「自分には乗り越える力がある」「やればできる」と、自分の可能性を信じられる感覚のこと。
この力が育っている子どもは、目の前に壁が現れても
諦めずに「どうすればクリアできるか」を自分で考えて行動できるようになります。
将来、自分の力で人生を切り拓いていくために、最も重要な心のエンジンです。
疑問:ハードルを下げたら「ごね得」を学習しない?

では、ワガママにさせずに
この「自己効力感」を育てるにはどうしたらいいのでしょうか。
ここで「10ページある宿題を、1ページだけで良しとしたら、ごねたら楽になると学習してしまうのでは?」という疑問が生まれますよね。
結論から言うと、「まず1ページをスタートライン」とします。ただし、残りの9ページを免除(チャラ)にして終わらせるわけではありません。
① 目的を「エンジン始動」に切り替える
フリーズしている子どもの心は「バッテリーが上がった車」と同じです。
動かない車に「今すぐ10キロ先まで走れ(10ページやれ)」というのは無理があります。
まずは、車を走らせることではなく、もう一度エンジンをかけること。
そのための最初の点火が、子どもが自分で決めた「1ページ」です。
脳科学には、やり始めると後からやる気が湧いてくる「作業興奮」という仕組みがあります。
最初の1ページさえ動かせば、脳のスイッチが入り、そのまま自走し始めるケースが非常に多いのです。
② 残りの9ページは「やり方の調整」にする
もちろん、その日の宿題はその日のうちに終わらせるのがルールです。
残りの9ページを踏み倒させては甘やかしになります。
ですから、1ページ目を動かして脳が温まったタイミングですかさず、
「よし、最初の1ページ目が動かせたね!じゃあ、残りの9ページをどう攻略するか、今すぐ一緒に作戦を立てようか」 と、
タスクを減らすのではなく、その日のうちに終わらせるための「やり方の調整」へスムーズに移行します。
これが、ワガママにさせない確実な防波堤になります。
まとめ:大人の役割は「決定権」を戻すこと

親が諦めてタスクを減らすのは甘やかしです。
そうではなく、親は気持ちを受け止めた上で、
「じゃあ、今のあなたなら、どこまでなら自分で決めて動かせそう?」と決定権を子どもに戻してあげてください。
子どもが「……じゃあ、1ページだけは自分でやる」と決めて動いたなら、
それはごね得ではなく、「自分の意志で行動をコントロールできた」という立派な成功体験になります。
嫌だという気持ちには「そっか、つらいね」と100%寄り添う。
でも、自分で動かす行動の基準はゼロにしない。
「今のあなたなら、どれならできそう?」と、
お子さんと一緒にちょうどいいハードルの高さを探していく。
まずは、そんなフラットな相談から始めてみませんか。
あつし先生(プロフィール)

メンタル心理カウンセラー / 行動心理士 / 児童発達支援士
「知ることで、毎日はもっとラクになる」をモットーに、元エンジニアの論理的思考と心理学・脳科学を掛け合わせた、「感情論ではない具体的な解決策」を提唱。
会社員時代に人材育成の現場で多くの大人を支援してきた経験から、社会に出ても折れない「自己肯定感」を育むための関わり方を子どもの教育に展開し、日々実践している。
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2026年5月20日発行
マナカル豊川諏訪校 村松葉子・厚志
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